■自動車各社業績/ランキング/記録等

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2024年9月の国内乗用車登録台数が公開。目立つところではクラウンの「2.2倍」、ロードスターの「2.2倍」にGR86の「3倍」、時々スポーツカーの販売が伸びるナゾ

| 理由は不明ではあるが、春と秋にはスポーツカーの販売が伸びる傾向がある |そしてSUV人気が相変わらず続き、ミニバンも根強い人気を誇っているさて、日本自動車販売協会連合会による2024年9月の国内登録台数が公表。まずメーカー(ブランド)別だとトヨタが前年比94.7%の111,857台、ホンダが前年比138.4%の35,337台、日産が前年比102.1%の24,978台、スズキが前年比102.2%...
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2024年9月の輸入車登録ではVWは6割減、プジョー/シトロエンは5割減と普及価格帯では惨憺たる状況に。一方ポルシェ、ランボルギーニなどプレミアム勢の多くは好調そのもの

| この結果は確実に「戦略と判断」の差異があらわれた部分もであり、ここからギャップを埋めるには長い時間を要しそう |とくに欧州の普及価格帯自動車メーカーでは「EV移行」が鮮明になり、日本市場との整合性が取れないさて、2024年9月の輸入車登録状況が公開。全体的には23,167台が登録され、これは前年同月比で86.4%という水準ですが、ここに大きく影響しているのはフォルクスワーゲン(前年比38.7%...
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2024年第3四半期の北米で「売れていない車」TOP15。レクサスが3モデルもランクインし、スバルBRZも「不人気車」に。なおBRZはGR86の1/4しか登録されず

| 逆にアメ車はリストに入っておらず、それは「アメリカの自動車メーカーは、売れないクルマを即刻販売終了にする」からだと思われる |意外なことにアウディも「あまり売れていない」さて、現在自動車メーカー各車が「北米市場における2024年第3四半期の販売結果」を続々発表しているという状況ですが(北米ではかなりスピーディーに発表される。次いで欧州、そして日本だと前四半期終了後の1ヶ月くらい後に発表されるの...
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アウディの第3四半期はなんと−20%。2車種を除いて全モデルで販売を失い、しかし中古販売が大きく伸びる。これを見るに「割高感」が販売失速の原因か

| 申し訳ないが、ボク自身もアウディの新車は「割高すぎて」購入する気になれない |一方では強い魅力も感じていて、これまでに購入したアウディはすべて「中古」であるさて、すでにBMWやトヨタが北米における2024年第3四半期の業績を発表していますが、今回はアウディが最新の販売状況を公開し、なんと「20%も販売が減少した」とのこと。※少量生産メーカーであればともかく、アウディのような量販メーカーでこの落...
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BMW XMが第3四半期に「ほとんど誰も買わず」前年比-30%を記録。そのほかBMWは一部を除いて軒並み販売減少、ミニブランドに至っては「全モデル」販売が大きく下がる

| XMはおそらく「小さい市場での需要が一巡」したと考えていいだろう |一方でフェイスリフトを行った5シリーズ、2シリーズは好調であるさて、現在BMWは「販売減少」「大規模リコール」という厳しい環境に置かれていることが明らかになっていますが、今回「久々のM専売モデル」「BMWでもっともハイパワーで高価なモデルの一つ」であるXMがサッパリ売れていないということが明らかに。具体的な数字を述べてみると、...
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トヨタが2024年9月の販売実績を発表、北米ではSUVの成長に陰り、一方でカムリなどハイブリッドが大きく伸びる。スポーツカーだとGR86が30%のマイナス、しかしスープラは好調

| 「ハイブリッド」が伸びているところを見るに、人々は「より安価で、より維持費が抑えられる」ハイブリッドを求めているようだ |そしてこの傾向は世界中すべての市場において共通しているさて、2024年最後の四半期、つまり第4四半期に入り、各自動車メーカーとも9月および第3四半期の販売データを発表しはじめていますが、世界で最も成功しているブランドの一つであるトヨタがその成績を発表。これによるとプリウス、...
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「ガソリン車禁止」を掲げる欧州にて8月のEV販売が前年比%44も減少。前年割れは4ヶ月連続、EVのシェアも低下し続け「政治家の思惑とは全く逆の方向へ」

| アメリカでは「成長が鈍っているだけで」EVの販売が増加しているが |欧州市場ではEV販売の成長率が「マイナスに」転じているさて、現在世界各地にて「EVの販売が落ち込んでいる」あるいは「成長速度が鈍っている」と報じられていますが、今回は(中国を除くと)世界でもっともEVシフトに熱心であった欧州市場において、2024年8月の販売が前年同期比で43.9%も減少したというレポートが提出されています。こ...
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2024年7月の米国新車市場ではEV販売が18%も伸び、それでも圧倒的王者は「テスラ」。今後他社がEV投入ペースを緩めたならばさらにテスラの優位性が増すのかも

| テスラに関してはiPhone同様、先行者利益がいまだに影響しているのだとも考えられる |もしかするとこのままテスラが一気に巻き返す可能性もさて、現在多くの自動車メーカーが「EVが売れず」EVに関する計画の見直しを発表しているというのが現状ではありますが、アメリカにおける2024年7月の販売状況を見てみると、EVの販売台数が(前年比で)18%という驚異的な増加を見せていることがわかります。そして...
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ノルウェーのEV販売比率がなんと94%に達し、2025年に100%にするという目標を前倒しで達成できる可能性も。なぜこんなに同国でEVが売れるのか

| その秘訣は「EV購入時、そして使用時の手厚い保護」にある |そして日本や他の国がこれを真似しようと思っても「無理」だろうさて、欧州はEVの販売比率が(他の地域に比較して)高いとは言われますが、なんと8月のノルウェーでは新車販売の94%(10,480台)を占め「過去最高の比率になった」もよう。ただ、これは一過性のものではなく、事実として今年1月から8月までの間で見ても新車販売におけるEV比率が8...
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2024年8月の輸入車登録台数が公開。欧州小型車ブランドの販売が落ち続け、BYDがそのぶんの販売を拾う形で今年の累計販売だと11位へ。このままだとTOP10は時間の問題

| BYDは(意外なことだが)市場にマッチした商品展開とプロモーションを行っている |ただし数年後にその売却価格の低さに驚かされ、「二度とBYDは買わない」となる可能性もさて、日本自動車輸入組合による2024年8月の輸入車登録状況が公開。輸入車全体としては前年比93.9%といったところでですが、これはフォルクスワーゲンやプジョー、ルノー、ボルボといった上位ブランドの販売減速がその理由であるとも考え...
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2024年8月の国産自動車登録台数が公開に。トヨタが10%減、ホンダが43%増と明暗が分かれ、なぜかジャパンタクシーがトップ50にランクされる

| 最近のホンダは総じて新型車の評価が高いようである |一方、トヨタは不正事件のあおりを受けているのかもさて、日本自動車販売協会連合会による2024年8月の新車登録台数が公開。まずメーカー別に見てゆくとトヨタが88,949台(前年同期比90.4%)、ホンダが25,664台(前年同期比143.5%)、日産が16,954台(前年同期比105.4%)、スズキが8,097台(前年同期比98.8%)、マツダ...
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先月ケーニグセグが打ち立てたサーキット周回記録を米ジンガーが「0.11秒」更新し王座を奪還。あらたなる挑戦者の登場によってハイパーカーワールドは戦国時代へ

| ジンガーはこの21Cをもってさらなるケーニグセグ、ブガッティの記録に挑む予定である |まったく恐ろしい挑戦者が現れたものであるさて、つい先日はケーニグセグがジェスコにて、カリフォルニアのラグナセカ レースウェイ(サーキット)にて新しいラップ記録を樹立しましたが、この記録(1分24秒86 )は少し前に現地を拠点とする新興ハイパーカーメーカー、ジンガーが21Cにて記録したタイムを0.58秒短縮する...
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「EVブランド」へと仕切り直したロータスが危機を迎える。昨年比で売上は増加したものの目標に届かず予定販売台数を46%引き下げ、損失が拡大したことで「計画再考」

| 当初の計画では「現在の倍以上」のクルマが販売されているはずであったが |実際には思ったようにクルマが売れず、追い打ちをかけるように米国と欧州が「中国製EVへの高額関税」を発動さて、ロータスが2024年第2四半期に「納車台数が大幅に増加したにもかかわらず、数億ドルの純損失を被った」ことが明らかに。これはロータス・グループからスピンアウトして上場し、自動車の製造と販売を担当するロータス・テクノロジ...
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「買っていい中古車」「買ってはいけない中古車」ブランドランキングが発表。やはりレクサスとトヨタが1-2フィニッシュ、もうこの2つは死角がないな・・・

| しかもレクサスとトヨタは3位以下に大きく点数面での差をつけている |反面、ここ最近品質評価の高い韓国車とアメ車の評価は高くないさて、クルマは「売っても買っても損をする」とはよく言われるものですが、新車で購入すれば登録しナンバープレートを取り付けた途端に多くの価値を失い、中古車で購入したとしても「トラブルの可能性」を秘めており、損をしないようにクルマを売り買いするのは至難のワザかもしれません。そ...
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「40万キロを走りきれる」可能性がある車のランキングでは圧倒的にトヨタ。そのほかホンダとアメ車がランクインするも欧州車や韓国車の姿が見えず「長持ちせずに買ってはいけない」

| なおSUVの頑丈さが際立つこととなり、長持ちを考慮するならばオフロードを走らなくともSUVを選ぶのもひとつの考え方である |そしてアメ車の頑丈さには驚かされるさて、米中古車ポータルサイト、iSeeCarsが発表した最新の調査結果から「もっとも長持ちするのはトヨタ車であり、欧州車と韓国車は買ってはいけない」ということが明らかに。同社は4億台以上の自動車、トラック、SUVを調査し、どの車が250,...
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欧州におけるテスラ・モデルYの販売が2023年通年の「1位」から2024年上半期では8位に転落。ただし依然としてトップ10圏内では唯一のEVとして君臨

| この結果からは様々な推測が可能であるが、テスラ・モデルYが相変わらず「強い」ことには間違いがない |そしてEV普及の鍵は「価格」であることも推測できるさて、テスラ・モデルYは2023年に欧州のみならず世界中でもっとも売れたクルマとなっていますが、2024年上半期の欧州市場ではなんと(昨年の首位から転落し)8位にまで順位を下げることとなったもよう。欧州連合と英国の販売データによると、今年1月から...
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2024年7月の輸入車登録状況が公開。ランボルギーニ2.6倍、フェラーリ1.3倍、マクラーレン2.6倍、アストン1.6倍、ロールス2.5倍などプレミアムブランドが絶好調

| やはり日本市場は「安定した成長」を見せている |一方でフォルクスワーゲンは大きな落ち込みを見せ、単月で「4位」に転落するさて、2024年7月の国内輸入車登録状況が公開。全体としては前年比89.9%と今までに無い落ち込みを見せていますが、これはフォルクスワーゲンの7月の登録台数が前年比34.7%と大きく減少しているためで(マイナス2,338台)、これがなければ輸入車全体の販売は前年を超えていたと...
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2024年7月の国産ブランド登録状況。ホンダのSUVが好調、一方でマツダは不調。そしてランドクルーザーがなんとトップ10に(おそらくはじめて)入る

| やはりマツダはそのデザインが「変わらないこと」「車種間で共通していること」が災いか |さらにはレクサスLMといった高額車両もランクインさて、2024年7月の国産自動車メーカー(ブランド)別販売状況が公開。まずブランド別だとトヨタが114,135台(98.6%)、ホンダが35,786台(前年比151.9%)、日産が22,780台(前年比100.7%)、スズキが10,571台(112.8%)、スバ...
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フェラーリが2024年第2四半期の業績を発表、販売台数2.7%増に加え主要な数値は2桁増。なおSF90ストラダーレと812GTSの生産終了、ローマが生産終了間際であることにも言及

| フェラーリの「1台あたり利益」は大幅に上昇、デイトナSP3や499Pモデイフィカータの販売が利益を押し上げる |さらには1台あたりのオプション装着金額の向上もフェラーリの好調な決算を支えることにさて、フェラーリが2024年第2四半期および上半期の暫定決算を発表。これによると、2024年第2四半期の出荷台数は合計3,484台で、これは前年比2.7%増という数字となり、地域別だとEMEA(ヨーロッ...
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ランボルギーニが2024年上半期の成績を発表、「出荷台数、売上高、営業利益において最高の数字を記録」と発表。なお日本は中国を抜いて国別で4位に浮上

| ランボルギーニはまだまだ今後も成長を続けることになるだろう |とくにウラカン後継モデルは「比類なきパフォーマンス」でスーパーカー業界を震撼させることになりそうださて、ランボルギーニが2024年上半期の成績を公開し「記録的な数字となった」と発表。ランボルギーニによれば「レヴエルト、ウルス、ウラカン」3モデルすべての成功によって出荷台数、売上高、営業利益の面で記録的な結果を示すこととなり、販売台数...
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フォードの2024年第2四半期は膨大な数のリコールに悩まされ利益が下がる。投資家からは「期待外れの業績」と判断されて売りが殺到、株価が11%も下落

フォード| フォードはEVの販売不振に加えてブロンコはじめ主力モデルのリコールに悩まされる |品質問題は一過性のものではなく、管理体制を改めねばこのまま尾を引くことになるだろうさて、先日はフォードがリコール件数、リコール台数ともに「リコール王である」というニュースをお伝えしましたが、そのリコールが業績に対し深刻な影響を与えているとの報道。フォードが発表した2024年第2四半期の決算内容によると、こ...
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もはや日本車神話は終わったのか・・・。米新車満足度調査にてリビアンが首位獲得、そのほか米国と韓国ブランドがランクを上げ、日本勢はレクサス/トヨタはじめ「平均以下」

| つい2年前までは日本のブランドがこのランキング上位を独占していたが |米国のブランドは「消費者の声に耳を傾け」真摯に改良を行ってきたことが奏功かさて、JDパワーが毎年恒例、新車における顧客満足度(APEAL)調査結果を発表。※新車所有後90日に調査された99,144人のオーナーからの回答に基づいている全体的には「この2年間で満足度が下がり、しかし今年は回復」基調にあり、目立ったところを見てみる...
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日産が2024年度第1四半期の決算を発表、「前年と同じ台数と金額を売り上げても利益はマイナス73%」。競争の激化が主な要因、さらには業績見込みを下方修正

| ただしこれは日産だけの状況ではなく、多くの自動車メーカーが直面している現実でもある |この状況を乗り切るには「抜本的なコスト改善」しかないだろうさて、日産が2024年度第1四半期(4−6月)の決算を発表。欧米の自動車メーカーはすでに第2四半期の決算を発表していますが、欧米の場合はその年を「1月スタート」とするので第2四半期は4−6月、しかし日本は4月スタートなので「2024年度」の第1四半期が...
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ポルシェが2024年第2四半期の業績を発表。「サプライチェーンの問題によって見通しを下方修正」「このまま中国の不振が続けば中国向けに内燃機関搭載モデルを投入」

Image:Porsche| ポルシェはなんとか明るい面を見せようと務めているが、実際のところは「まだまだ暗闇の中」だと思われる |これまでの成長を牽引してきた中国市場の失速、そしてポルシェの未来となるはずだったEVの不振による影響は非常に大きいさて、2024年はポルシェにとって「新製品発表の年」であり、すでに6つのモデルラインのうち4つ(パナメーラ、タイカン、マカン、911)がアップデートを受け...
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2024年7月第三週の中国市場ではついにテスラが「3位に転落」。しかも4位以下の猛烈な追い上げにさらされる

| 現在、テスラは「無金利キャンペーン」にてなんとかそのポジションを維持しているところだが |なんとか中国市場でのFSD(自律運転)導入に期待したいところであるさて、2024年第三週の中国におけるEV登録台数に「大きな変化」が見られ、ついにテスラがBYDに次ぐ2位の座を失ってしまうことに。中国の保険登録データをもとにに発表された登録台数を見てみると、1位はダントツの66,700台を誇るBYD、そし...
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2024年上半期の「リコール王」はフォードに決定。台数と件数ともに最高、2番目にリコール台数が多いのはテスラ、ホンダとトヨタはそれぞれ5位と6位

Image:Ford| フォードは販売台数も多いがリコール台数も多い |ただし「リコール率」だとフォードより分が悪い自動車メーカーもさて、アメリカの自動車市場において、2024年上半期に届け出られたリコールの数と対象となる台数が公表され、これによると件数 / 対象台数ともにフォードがナンバーワンを獲得して「リコール王」となったことが明らかに。ちなみにフォードがリコール王なる不名誉な称号を授かるのは...
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2024年上半期「アメリカでもっとも売れたクルマ」TOP20。これまで上位のほとんどが日本車で占められていたものの20台のうち9台がアメ車という結果に

Image:Ford| しかもトップ5のうち3台がアメリカ車である |さらに20台のうち15台がSUVあるいはピックアップトラックであるさて、2024年上半期の北米市場にて「もっとも売れた」クルマ20車種が公開されていますが、このランキングを見るに今までとは状況が異なり、アメ車が上位に食い込んでいるのがちょっと新鮮。なお、アメ車は現在品質ランキング含め様々な調査にて上位に顔を出すようになっており、...
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7月第2週目の中国国内販売ではテスラが3位からの猛烈な追い上げをくらい「2位」の座を追われそうに。なお中国では電動化車両の販売比率がついに50%を超える

| それでもテスラが二位に踏みとどまるのはさすがのブランド力のなせる技か |おおよそ中国における「EVメーカーの勢力図」が固定されてきたように思うさて、7月の第二週(2024年第28週目)の中国におけるNEV(BEV、PHEV、EREV、FCEVの総称)の販売が前年比で35%、前週比で8.8%と大きく成長。ただし例によって「すべてが同じように成長したわけではなく」、その内容には大きな差異があり、ト...
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グッドグッド「ヒルクライム」市販車最速記録がシンガー21Cによって塗り替えられる。3Dプリンタによって製造され、リマック・ネヴェーラのタイムを0.5秒短縮【動画】

Image:czinger_vehicles| シンガーは数少ない、あるいは唯一の「実際に生産を行い、実績を残した」新興ハイパーカーメーカーである |片側のミラーをバリアに当てて破損しながらも果敢に攻めるさて、カリフォルニア拠点にて活動する新興ハイパーカーメーカー、ジンガー(Czinger)。そのジンガーが発売する1,000馬力オーバーのハイブリッドハイパーカー、”21C”がグッドウッド フェステ...
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EVへの転換を強力に進めていたメルセデス・ベンツ。EQB/EQSの販売がほぼ半減、一方でPHEVの販売は+524%。それでも全体の販売は8%減少し、早急な対応が求められる

| さらにメルセデス・ベンツはハイパフォーマンスモデルにおいてもV8を廃止し6気筒と4気筒に置き換えている |メルセデス・ベンツが採用した戦略が「世間から受け入れられなかった」と考えていいだろうさて、現在各自動車メーカーとも2024年上半期の業績を発表していますが、ポルシェは-7%、BMWは+2.3%、アウディは-8%、そしてメルセデス・ベンツは-8%という数字を計上しており、全般的にはかなり苦し...
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BMWがプレミアム市場にてアウディ、メルセデス・ベンツを抑えて首位に立つ。やはり「目立たない」よりも「悪目立ち」したほうが現代の市場では商業的に有利なようだ

| ちなみにボクはBMWのデザイン的な戦略、そしてそのデザインを支持している |もはや自動車は機能性商品というよりもファッションアイテムのひとつであるさて、そのデザインが酷評されることが多いBMWですが、直近でなされた販売実績報告を見ると(逆にデザイン面での批判を受けることが少ない)アウディとメルセデス・ベンツの販売をプレミアムカー市場にて上回ることに。これは「なんだかんだ言いながら、人々がBMW...
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ポルシェの2024年上半期は全世界で-7%。「主要モデルのフェイスリフトが響いた」とされるもタイカンの販売は-51%、中国市場全体では-33%となり戦略の見直しが必要か

| ポルシェは現在フォルクスワーゲングループに組み込まれ、主要ブランドとなっているために「容易に身動きが取れない」状態である |おそらく、いまポルシェが行っていることは「本当にやりたいこと」ではないのだろうさて、ポルシェが2024年上半期(1-6月)における販売実績を公開。これによると前年同期比で-7%、数字で言えば167,354台から155,945台に落ち込んでいますが、ポルシェはこの落ち込みに...
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2024年6月の国内輸入車登録台数は10%ダウン。円安やモデルチェンジによる値上げにより、とくに欧州コンパクトカーは今後「売りづらく」なるだろう

| 日本車のデザインや性能が向上している今、国産ミドルクラス並みの価格となった欧州コンパクトカーにはあまり魅力が感じられない |基本的には現在の「為替」が主な原因だと考えていいだろうさて、2024年6月の輸入車登録状況が公開に。全体としては22,405台が登録され、これは前年比で91.8%という数値となっていますが、現在未曾有の円安といった状況でもあり、とくに日本車と競合するセグメントにあるクルマ...
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2024年6月の国産車登録ランキング公開。マツダは全車種で前年比半分以下、CX-60は2割以下に。「長期間同じデザインを採用し、どの車種も同じように見える」ため食傷気味に?

| 加えて、マツダ車のボディカラーはほとんどが同じである |そう考えると、トヨタは車種によってデザインや人気ボディカラーが異なり、見飽きることはないようださて、2024年6月の国内自動車登録状況(国産自動車メーカー)が公開に。まずはメーカーごとの販売台数を見てみると、トヨタが118,929台(前年比87%)、ホンダが30,639台(前年比145.4%)、日産が21,175台(前年比82.3%)、ス...
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やはりトヨタ/レクサスの「マルチパワートレーン」「選ぶのはお客様」戦略は正しかった?6月には多くのモデルが過去最高販売を記録、しかし特定モデルではなく多種多様な構成に

| 多くの自動車メーカーが「顧客に対する押し付け」を行った中、トヨタは正面から顧客と向き合っていたのかもしれない |実際のところ、トヨタ/レクサスの記録づくしは「顧客からの評価」だと言っていいだろうさて、トヨタとレクサスが北米における2024年6月の販売台数を公表し、トヨタでは多くのモデルが過去最高を記録したほか、レクサスブランドでは(全モデル含めた販売で)過去最高の販売台数を記録、さらに1-6月...
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欧州のEV市場ではすでに「5台に2台が中国製」。たとえ関税が導入されても中国の自動車メーカーは様々な回避策を取る可能性が高く、中国製EVが支配する未来は変えられない

| 中国政府が「EVを世界中に輸出する」という方針を取る限り、この流れを変えることはできないだろう |中国は武器の代わりにEVをもって世界侵略を目論んでいるさて、先日は「2030年には、世界で販売されるクルマのうち、33%(3台に1台)が中国車になる」という驚きの予測が出されていますが、すでに欧州では「販売されているEVのうち、19%(5台のうち2台)が中国製」ということが明らかになっています。こ...
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ケーニグセグが「400km/hまで加速し完全停止するまで」のタイムを大幅更新し記録達成。自身がレゲーラにて達成した記録から1秒、ブガッティ・シロンからは14秒も短縮【動画】

Image:Koenigsegg(Youtube)| やはりケーニグセグのパフォーマンスは底しれない |こうなればぜひとも「最高速チャレンジ」を行ってほしいものであるさて、ケーニグセグがジェスコ・アブソリュートを用いて「時速0帰路から400キロまで加速し、再び0キロまで停止する」までの時間につき、2023年にレゲーラで達成した記録を0.98秒短縮して27.83秒という新記録を樹立したと発表。さらに...
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米コンシューマーレポートが「オススメの3年落ち中古車リスト」を公開。36台のうち14台がトヨタ、ホンダが8台、マツダは3台、スバルは2台、日産は「ゼロ」

| このリストは主に「信頼性」に主眼を置いて作成されている |つまり「リセール」「お買い得」といった要素は考慮されていないものと考えられるさて、アメリカでは(自動車含む)様々な製品を購入する際の重要な指標だとみなされているコンシューマーレポート。様々な角度から様々な条件による「オススメ」「買ってはいけない」クルマのリストを公開していますが、今回は「新車登録から3年が経過した(つまり3年落ちの)クル...
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米新車初期品質調査「最新版」公開。なんとEVはガソリン車に比較して3倍もの問題があり、高級車のほうが普及価格帯のクルマよりもずっと問題が多いもよう

| たしかにボクがEV(BMW i3)に乗っていたときも「トラブル続き」だった |高級車はあまりに多くの装備が盛り込まれており、これが逆に「ウザい」と思われることもさて、JDパワーが毎年おなじみ初期品質調査 (IQS) の結果を発表。今回の集計(新車のオーナーによるクレームやトラブル)は米国にて行われたものですが、その結果にはいくつかの注目すべき点が存在します。まずひとつ目は「EVのほうがガソリン...
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ヒョンデがアイオニック5 Nのノーマル車/改造車をパイクスピークへと持ち込み各カテゴリにて新記録を樹立。実際のところこのクルマは世界中で高い評価を得ているようだ

Image:Hyundai| 現時点で「スポーツEV」としては右に出るものはないという評価も見られる |たしかに実際に運転してみると「欲しい」という衝動に駆られるクルマではあったがさて、ヒョンデがアイオニック 5 Nとその改造車にて今年のパイクスピーク・ヒルクライム・インターナショナルへと挑み、「EV改造車と量産型EV SUV/クロスオーバーのカテゴリーで新記録を樹立した」と発表。今回ヒョンデが投...
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やはり日本市場は強かった。ランボルギーニ2.2倍、ロールス・ロイス3倍など2024年5月の輸入車登録状況ではプレミアムブランドが大きく伸びる

| 一方でアウディやメルセデス・ベンツ、そして普及価格帯の欧州車の元気がない |BYDも失速気味となり、やはり輸入車は「高価格帯」が人気であるようださて、2024年5月の輸入車登録台数が公開。全体としては昨年同月比で92%(17,088台)という数字ですが、この減少にはミニ、ボルボ、プジョー、ルノーといったランキング上位ブランドの落ち込みが影響しているように見えます(いずれも前年比で70%前後)。...
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2024年5月の国内登録ランキング発表、ホンダが全般的に伸びるもトヨタがやや下げる。ノア、ヴォクシーが不調、プリウスはなんと前年同月比で1/7に

| 一方、同じトヨタでもアルファードの強さは異常である |その他気になるのはマツダCX-60の不調ぶりさて、2024年5月の国内自動車登録状況が公開に。国内メーカーに絞ってみてみると、まずブランド別ではトヨタが83,285台(前年比87.1%)、スズキが46,782台(前年比127.2%)、ホンダが46,142台(前年比138.6%)、日産が26,388台(前年比97.9%)、マツダが8,788台...
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突如「GR86とGRスープラが北米で売れ始める」。とくにGR86は前年比で2倍以上が売れて月間販売記録を樹立、マツダ・ロードスターの倍近い販売台数へ

| GRスープラは昨年から今年にかけ、販売台数がズルズル下がっている状況であったが |GR86の兄弟車であるスバルBRZは大きく販売を落とし、GRスープラの後塵を拝することにさて、北米にてGR86が「月間過去最高販売記録」を樹立したとの報道。これは2024年5月において1,981台を販売することにより成し遂げられたもので、前年同月に比較すると104.4%増という大幅な躍進です。なお、これまで販売が...
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スバルWRXが北米市場にて40%も販売を失う。MTの選択ができ「売れない理由はない」ように思えるものの、その「奇妙な」フェンダーの評判があまりによくないようだ

| となると、スバルはフェイスリフトにおいてこのフェンダーを改善すれば大きく販売を伸ばせるのかもしれない |現在でクルマの売れ行きを大きく左右するのは「性能」よりも「デザイン」であるさて、北米市場にてちょっとした異変が発生し、スバルWRXの販売がなぜか(2024年5月において)前年同月比で39.6%も減少して「不人気車」の仲間入りをすることに。実際のところ、スバル車の中では「ソルテラの販売をちょっ...
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EUではやはり環境志向に起因して電動化に強い関心。ハイブリッドとEVが大きく新車販売を伸ばしガソリン車のシェアは半分以下に、「10台に1台」がEVへ

| なぜかEUでは他地域とは異なってプラグインハイブリッドの販売が今ひとつ |ただしハイブリッドが大きく伸びていることは他の国や地域とも共通しているさて、欧州市場における2024年1−4月の新車登録状況が発表され、ハイブリッド車のシェアが伸びたことが改めて明確に。まずEU全体だと370万台の新車が販売されていますが、これは前年比で6.6%となっており、特にドイツとスペインでは7.8%、そしてフラン...
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2024年3月の米国ではテスラが販売台数を12%失い、しかしテスラ以外では28%も成長。テスラの占有率は昨年の61.5%から今年では52.4%へと下落する

| テスラは「全てのライバル」からそのシェアを狙われるという厳しい状況に |それでも4月には多少挽回できる見込みがあるようださて、S&Pグローバル・モビリティが公開した最新の情報によると、2024年3月の米国におけるEV販売につき、全体では(前年同期比で)3.8%増加したものの、テスラの販売台数は12%も減少してしまった、とのこと。※テスラの販売台数減少は2ヶ月連続である逆に大きく増えたの...
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米で「中国製EVの購入を検討する」のは40歳以下では76%、しかし60歳以上では26%。今後の消費者はますます中国製品に抵抗がなくなるものと思われる

| 調査対象の75%が「中国車にはデータ流出などプライバシーの懸念がある」と認識しつつも購入には積極的という一面も |こういった統計を見るに、中国車が世界中に普及するのも時間の問題であろうさて、現在米国ではほとんど中国製のEVが出回っておらず、かつ関税が引き上げられたので直近では中国製EVを購入することはできませんが、オートパシフィック社が18~80歳の800人を対象に行なったアンケートによると、...
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調査会社「現在、自動車購入検討者の半数はEVを否定するEV懐疑論者です。ですが、5年後には彼らの50%、9年後には70%、10年後には80%がEV購入を検討するはずです」

| EVに関しては「技術」「利便性」「コスト」など、そのほとんどが当初予期されたとおりに推移していない |加えて「修理」「保険」タイヤの摩耗」など別問題も発生しているさて、ここ最近叫ばれるのが「EV需要の鈍化」。これについては「EVが売れなくなった」かのように報じられるものの、実際には「EV市場自体は成長を続けているものの、その成長率が低くなっている」というだけであり、EVの販売台数自体は継続して...