リコール

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BMWが「史上最悪の」事態に直面。全世界で150万台ものブレーキ関連リコールを行う必要が生じ、この対応費用だけでも1400億円以上が消し飛ぶことに

| さらにBMWは中国での販売不振、バイク部門「モトラッド」の伸び悩みといった問題も抱えている |この数年「好調」が報じられていただけにこの状況はBMWを相当に苦しめることになりそうださて、BMWは現在「史上もっとも困難な状況にぶつかっている」と言われ、それは「世界中で150万台以上の車両に影響する統合ブレーキ システムのリコール」。現時点ではその詳細は発表されておらず、よってどういった問題がどう...
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アストンマーティンがDBX707に「火災のおそれ」として国内にてリコール実施。テスラもモデル3のサイドカメラのリコールを届け出、しかしこちらはOTAにて解決

| アストンマーティンがリコールの届け出を行うのは非常に珍しい |そしてテスラが日本でリコールを行うことも珍しいさて、アストンマーティンジャパンがDBX707にリコールを実施(アストンマーティンのリコールは結構珍しい)。内容としては「オイルクーラーホースの問題」で、同社が問題を把握したのは「本国(つまりイギリス)からの情報による」というもので、しかし日本においても実際に1件の不具合が報告されている...
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トヨタが北米にて「ほぼ全車種、4万台近く」にリコールを届け出。「オプションに貼り付ける重量記載ステッカーの数値を間違えました」

| ラベルの貼り間違いは皆無ではないが、ときどき報じられるリコールでもある |ただしトヨタにしては珍しい「イージーミス」であるさて、トヨタが北米にて23車種(つまり現在北米で購入できるほぼすべてのトヨタ)に対しリコールを届け出。対象数は33,848台にものぼるのでけっこう大きなリコールということになりますが、これは機能上の欠陥やソフトウエアに関する問題があるわけではなく「一部の車両に誤った重量定格...
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テスラが「2021年以降に販売したほとんどすべて」の車両、185万台に”ボンネットが閉まっていないことを警告できない”としてリコール届け出。改善は無線アップデートにて

| テスラは無線アップデート(OTA)によってそのオペレーションコストを大きく削減できている |設計思想と手順の相違により、既存自動車メーカーはなかなかこれを取り入れることができないさて、テスラが「2021年以降に発売されたクルマのほとんどすべて」となる1,849,638台を対象としたリコールを発表(モデル3、モデルX、モデルS、モデルYが対象で、サイバートラックは含まれない)。内容としては(NH...
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トヨタが1万台超のタンドラとレクサスLXにリコール届け出、エンジン内部に異物が混入しており修理ができないため「全車のエンジンを無条件かつ無償で交換」

| 異例中の異例となる対応ではあるが、トヨタとしてはほかに選択の余地がなかったのだと思われる |トヨタにとっては大きな「金銭上の損失」となるものの、逆にお金では買えない信頼を勝ち取ることになるのかもさて、先日北米にて「モデルイヤー2022〜2023のトヨタ・タンドラとレクサスLXとをあわせた102,092台に致命的なトラブルの可能性が存在し、改善の方法がない」と報じられていますが、今回ついにトヨタ...
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フォードの2024年第2四半期は膨大な数のリコールに悩まされ利益が下がる。投資家からは「期待外れの業績」と判断されて売りが殺到、株価が11%も下落

フォード| フォードはEVの販売不振に加えてブロンコはじめ主力モデルのリコールに悩まされる |品質問題は一過性のものではなく、管理体制を改めねばこのまま尾を引くことになるだろうさて、先日はフォードがリコール件数、リコール台数ともに「リコール王である」というニュースをお伝えしましたが、そのリコールが業績に対し深刻な影響を与えているとの報道。フォードが発表した2024年第2四半期の決算内容によると、こ...
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2024年上半期の「リコール王」はフォードに決定。台数と件数ともに最高、2番目にリコール台数が多いのはテスラ、ホンダとトヨタはそれぞれ5位と6位

Image:Ford| フォードは販売台数も多いがリコール台数も多い |ただし「リコール率」だとフォードより分が悪い自動車メーカーもさて、アメリカの自動車市場において、2024年上半期に届け出られたリコールの数と対象となる台数が公表され、これによると件数 / 対象台数ともにフォードがナンバーワンを獲得して「リコール王」となったことが明らかに。ちなみにフォードがリコール王なる不名誉な称号を授かるのは...
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アストンマーティンがDBX / DBX707にリコールを届け出、「ヒューズボックスの固定が緩む可能性があり最悪の場合はエンジンが停止」。同社のリコールは珍しい

| アストンマーティンはめったにリコールを出さないことでも知られている |当然のことではあるが、たった一つのボルトやナットの欠陥で動かなくなるのが自動車というものであるさて、珍しくアストンマーティンが日本国内にてリコールを届け出。アストンマーティンは非常にリコールが少ない自動車メーカーであり、最近で記憶に残るのはDBXの生産が開始された当初(数年前)に「ルーフ内張りに不具合があった」ということくら...
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やはり日本の気候はクルマには酷過ぎたのか・・・。VWジャパンがゴルフ約8万台にリコール届け出、「紫外線の暴露によってミラーが脱落」の可能性

| 原因は主に紫外線、しかしここに熱や湿度などの複数要因が絡んでいるものと思われる |実際に発生した問題は98件、フォルクスワーゲンは対応がやや遅かったと言えるだろうさて、日本の夏はある意味で「世界で最も過酷」だと言われることがあり、その理由は(紫外線や赤外線含む)直射日光の強さや気温のみではなく、都市部では渋滞、そしてアスファルトやコンクリートが熱を持つことによる輻射熱が強いからだとされ(よって...
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サイバートラックの「ほぼ生産全台数」、11,688台がリコールされる。やはり固有の設計とパーツを持つだけに予見できないトラブルも多いもよう

| しかしながらテスラにとっては「ある程度のトラブルは予想通り」なのだと思われる |実際にこれまでにもテスラは「トラブルを解決しながら」ここまでやってきたさて、テスラが昨年11月から今月までに製造されたサイバートラックのほぼすべて、最大で11,688台にリコールを届け出。ほとんどの場合、テスラは無線アップデート(OTA)にて問題を修正するのですが、今回は物理的な故障ということもあって無線アップデー...
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ポルシェが日本国内にて911GT3、911ターボ、911スポーツクラシック等の911シリーズ13車種に(珍しく)リコール。6月に立て続けに2件が届け出られる

| 2つのうち「ウインドウ」に関するものは北米でもリコール届出済み |ポルシェが911に連続してリコールを届け出るのは非常に稀なケースであるさて、比較的リコールが少ないという印象があるポルシェのスポーツモデルですが、6月に入りポルシェジャパンが911シリーズに対し2件のリコールを届け出。まず1件目は911ターボ、911カレラGTS、911GT3、911GT3 RS、911ダカールに関連するもので、...
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テスラ・サイバートラックが出荷停止との報道。ワイパーの動作不良が発見されて物理的な回収が必要となり、さすがにこれは無線アップデートでは対応できず

| サイバートラックは画期的な新しい構造を採用したがために、今まで予見できなかった問題がいくつか発生している |ただしこれらも生産が進むについて改善されてゆくものと思われるさて、テスラ・サイバートラックの出荷が一時停止されたとの報道。これはサイバートラックオーナー専門掲示板への投稿から明らかになったもので、数名のオーナーが「テスラから納車が遅れるという通知を受け取った」という情報を共有しており、そ...
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トヨタが北米にてレクサスLX含む10万台超にリコール。「エンジン内部に金属片が混入し最悪の場合はエンジン破損」。しかし現段階では対策はなく代車の提供や返金も

| 認証不正しかり、なんらかの問題が出るときは「一気に」出てくるものである |今回のリコールはトヨタにとって大きな金銭的負担となるのは間違いないさて、トヨタが北米にて「2022年モデルと2023年モデルのタンドラ、レクサスLX」102,000台にかかわるリコールを発表(2024年6月現在では、日本では同様の届け出は見られない)。影響を受けるのはいずれもV6ツインターボエンジン(おそらくV35A-F...
thumbnail image ■そのほか自動車関連/ネタなど

「リコール」は悪なのか?リコールは「今後起こりうる問題を防ぐため」の自動車メーカーによる先取り的行為であり、もっともリコールが少ないのはトヨタである

| 米国では「非を認め、真摯に対応するもの」にこそ高い評価が与えられる |問題が発生しないのが一番ではあるが、これを「ゼロ」にすることは難しいさて、リコールというと一般にネガティブなイメージを(ぼくら消費者に)与えがちですが、実際には「全てのリコールが否定的であるとは限らない」という考え方も存在します。その理由としては「これから起こりうる問題について、メーカーが自費で問題を解決することがリコールで...
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ポルシェ718ケイマン/ボクスターにちょっと珍しいリコール、「Pレンジに入れて駐車しても勝手に動き出してしまう」。北米では14台のみが対象に

| もともとポルシェのスポーツカーにおけるリコールはさほど多くはない |さらに今回のような「大きな」トラブルは珍しいさて、ポルシェが米国にて718ボクスターと718ケイマン「わずか14台」に影響するリコールを届け出。NHTSA(=National Highway Traffic Safety Administration、米運輸省高速道路交通安全局)へと届け出られた内容を見てみると、対象となるのは...
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「ボンネットとフェンダーとのチリ」がズレているランボルギーニ・ウルスのオーナーは要注意。北米にて「ボンネットが走行中に開いたり飛んでゆく可能性」としてリコール

| ただし相当に高い速度域でしかこの「ウルスのボンネット問題」は発生しない |なおかつ発生件数も今のところ3件にとどまり、レアケースだと考えていいさて、発売された後に一瞬で完売してしまったランボルギーニ・ウルス ペルフォルマンテ / ウルスSですが、今回北米にて「ボンネット(フロントフード)が開いたり、車両から外れたりする可能性がある」として、リコールを発表することに。 リコールの対象となるのは2...
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ポルシェ、メルセデス・ベンツ、マツダが一挙にリコールを届け出。メルセデス・ベンツは約16万にも及び火災の可能性も。マツダでは48件の不具合が報じられる

| メルセデス・ベンツ、マツダともにリコールの多き自動車メーカーではあるが |特にマツダは「発売したての車種」に問題が生じ、実際に消費者からの連絡によって不具合が発見されることもさて、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、マツダがリコールを一斉届け出。ここで順番にそれらを見てゆきたいと思いますが、まずポルシェだとカイエンGTS、カイエン・ターボS、カイエン・ターボGTに問題が報告されており、アクティブレー...